使い方
「時間帯別」「事故類型別」「区別」はそれぞれのグラフのバーの長さで件数を比較できます。 「地点別ホットスポット」の地図は、緯度経度が近い事故を約150m四方の格子でまとめ、 5件以上まとまった地点だけを円で表示しています。円が大きいほど件数が多く、 色は朝・昼・夜のうちその地点で最も多かった時間帯を示します(円にマウスを乗せると詳細が出ます)。
全体像(2024年・岡山市)
時間帯別の件数(朝・昼・夜)
本ページでの区分:朝=5時〜9時台、昼=10時〜17時台、夜=18時〜翌4時台(発生時刻の「時」で分類)。 通勤・通学や日中の交通量を反映して昼間(10〜17時)が最も多く、次いで朝、夜の順でした。
事故類型別の件数
「車両相互」(車と車、車とバイク・自転車など、双方が車両の事故)が全体の約9割を占め、 「人対車両」(歩行者が関係する事故)が1割弱、車両単独事故はごくわずかでした。
時間帯×事故類型のクロス集計
「人対車両」(歩行者関係)の事故は、件数そのものは昼間が最多ですが、 時間帯ごとの件数に占める割合で見ると夜間(18時〜翌4時)でやや高くなっています (夜間567件中96件・約17%に対し、朝614件中43件・約7%、昼1108件中104件・約9%)。 日没後は歩行者が見えにくくなることが背景にあると考えられますが、これは統計上の傾向であり、 個々の事故の原因を特定するものではありません。
区別の件数
北区が全体の約半数(1,125件)を占めています。これは北区に岡山駅周辺・市役所周辺など 市内で最も交通量の多い市街地が含まれるためで、面積あたりの危険度を示すものではありません。
曜日別の件数
参考値として曜日別も集計しました。木曜が最多、日曜が最少で、平日と休日の差はゆるやかです。
地点別ホットスポット地図
緯度経度から約150m四方の格子でまとめ、5件以上が集中した30地点を円で示しました (地図全体で2,289件のうち上位30地点=約190件が該当。個別の1〜4件の地点は円にしていません)。 円の色はその地点で最も多かった時間帯、円の大きさは件数です。 背景の区名はその区の事故地点の重心のおおよその位置を示す目安で、行政界そのものではありません。
円にマウスを乗せる(スマホでは長押し)と、その地点の件数・主な事故類型・主な時間帯・負傷者数が表示されます。 生データは okayama-accident-hotspots-2024.csv にまとめています。
岡山県警発表の事故多発交差点(岡山市内・7交差点)
岡山県警察が公表している「人身事故多発交差点」(令和8年公表)は、県内の同一類型多発3交差点・ 自転車関与多発7交差点の計10交差点を挙げていますが、このうち東富井交差点・大高交差点は倉敷市、 椿高下交差点は津山市にあり、岡山市内ではありません。岡山市内に該当するのは以下の7交差点です。 出典元のPDFには交差点ごとの図に進行方向別の件数が丸数字で記載されていますが、交差点ごとの年間合計は示されていません。
| 交差点名 | 区 | 区分 | 県警の注意点 |
|---|---|---|---|
| 奥田本町北交差点 | 北区 | 出合頭 | 信号機に注意し、出合頭事故に注意。 |
| 大供交差点 | 北区 | 自転車関与 | 自動車・自転車とも通行量が多く、左折自動車との衝突が多い。 |
| 西川橋交差点 | 北区 | 自転車関与 | 南→北へ横断する自転車と南→東へ右折する自動車の事故が多い。 |
| 大和町交差点 | 北区 | 自転車関与 | 大学・運動公園が近く自転車が多い。夜間の事故が多い。 |
| 岡北大橋西詰交差点 | 北区 | 自転車関与 | 自転車通行量が多く、自動車左折中の事故が多い。 |
| 柳川交差点 | 北区 | 自転車関与 | 自動車・自転車とも多く、左折専用レーンでの事故がほとんど。 |
| 陸運口交差点 | 中区 | 自転車関与 | 西→北の左折自動車と西→東の横断自転車の事故がほとんど。 |
7交差点のうち6交差点が北区に集中しており、上の「地点別ホットスポット地図」で北区に円が 密集している傾向とも整合しています。ただし本ページの座標データと県警発表の交差点名を 直接突き合わせる正確な住所情報は今回入手できなかったため、両者は別々の集計として並べています。
分かったこと
- 岡山市内の人身事故(2024年)は北区に約半数(49%)が集中しており、次いで南区・中区・東区の順。
- 時間帯別では昼間(10〜17時)が最多(1,108件、約48%)で、朝(5〜9時)614件、夜(18〜翌4時)567件と続く。
- 事故類型は「車両相互」が約88%を占め、歩行者が関係する「人対車両」は約11%、車両単独事故は約1%。
- 「人対車両」事故が全事故に占める割合は、件数の絶対値は昼間が最多だが、比率では夜間(18〜翌4時)が 約17%と朝・昼(7〜9%)より高い。
- 死亡事故は20件中7件が「人対車両」(歩行者が関係)で、北区5件・南区1件・中区1件と、 いずれも北区・南区・中区で発生している(東区の死亡事故4件は車両相互・車両単独のみ)。
- 岡山県警発表の「人身事故多発交差点」10件のうち3件(東富井・大高=倉敷市、椿高下=津山市)は 岡山市外であり、岡山市内は7件。うち6件が北区に集中しており、地点別ホットスポット地図の 北区偏重と傾向が一致する。
調べきれなかったこと
- ホットスポット地図の各円が具体的にどの交差点・道路にあたるか(住所・交差点名)は、 今回は緯度経度から逆引きしておらず特定できていない。
- 岡山県警発表の7交差点それぞれの年間発生件数・直近の増減は、出典PDFに記載がなく不明。
- 2025年・2026年の速報値は今回のオープンデータ(2024年分まで)には含まれておらず反映していない。
- 物損事故(人身に至らない事故)は警察庁オープンデータの対象外のため、この集計には含まれていない。
- 事故の直接原因(脇見・速度超過・一時不停止など、当事者の違反内容)は本票データからは特定できず、 集計していない。
ファイル一覧
- okayama-traffic-accidents-2024.csv 岡山市内2,289件の個票(区・月日時・時間帯・事故類型・当事者種別・死傷者数・曜日・緯度経度)
- okayama-accident-hotspots-2024.csv 地点別ホットスポット上位30地点(緯度経度・件数・主な事故類型・主な時間帯・死傷者数)
- okayama-named-intersections.csv 岡山県警発表「人身事故多発交差点」のうち岡山市内7交差点の一覧
- okayama-summary-2024.json 本ページのグラフのもとになった集計値(JSON)