使い方
まず「1. 年齢で引く」で、お子さんの年齢区分を選んでください。ふだんの通院・入院で窓口がいくら負担になるかが分かります。 そのうえで、ひとり親家庭・障害・未熟児・長期の治療といった事情がある場合は「2. 事情で引く」を見てください。 子ども医療費助成に上乗せ、あるいは別枠で使える制度が別にあります。 金額の細かい区分は「3. 制度ごとの詳しい条件」と「4. 自己負担の上限額」にまとめました。
1. 年齢で引く(子ども医療費助成制度)
お子さんの年齢区分を選ぶと、下の表が該当する行だけになります。入力した内容はこのページの外に送られません。
| 年齢区分 | 外来(通院) | 入院 | 所得制限 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 就学前 | 無料 | 無料 | なし | 保険診療分が対象。生活保護受給中の方は対象外 |
| 小学生 | 無料 | 無料 | なし | 令和6年1月1日から通院が1割負担→無料になった |
| 中学生 | 1割 上限 44,400円/月 | 無料 | なし | 令和6年1月1日から通院が3割(助成なし)→1割になった |
| 高校生等 | 1割 上限 44,400円/月 | 無料 | なし | 令和6年1月1日から通院1割・入院無料になった。在学の有無は問わない |
対象は「岡山市に住所を有し、健康保険に加入する高校生等までの方」で、所得制限はありません。 ただし生活保護を受給中の方は対象外とされています。 「高校生等」は「在学の有無に関わらず、18歳に達した日以後の最初の3月31日までの方」です (医療費助成/子ども医療費助成制度、 令和6年1月から岡山市子ども医療費助成制度が拡充されました。)。
文書料、予防接種、健康診断、選定療養(差額ベッド代等)など保険診療外のもの、および食事代は助成の対象外とされています。
2. 事情で引く
次のような事情がある場合、子ども医療費助成とは別に使える制度がある可能性があります。 該当するかどうかの判断はしていません。窓口で確認してください。
| こんなとき | 関係しそうな制度 | ポイント | 問い合わせ・申請先 |
|---|---|---|---|
| ふだんの通院・入院 | 子ども医療費助成制度 | 所得制限なし。就学前・小学生は無料、中学生・高校生等は外来1割・入院無料 | 各区役所・支所・地域センター・福祉事務所/電子申請/郵送。医療助成課 医療助成係 086-803-1219 |
| ひとり親家庭である | ひとり親家庭等医療費助成制度 | 所得制限あり(受給対象者全員の前年の所得税が非課税であること)。総医療費の1割で、所得区分ごとの月額上限あり | 各福祉事務所・支所・区役所・地域センター |
| 障害者手帳を持っている | 心身障害者医療費助成制度 | 身体障害者手帳1〜3級、重度の知的障害(おおむねIQ35以下)、精神障害者保健福祉手帳1級かつ自立支援医療受給者証(精神通院)のいずれか。所得制限あり | 身体・知的障害は各福祉事務所・支所・区役所・地域センター/精神障害は各保健センター |
| 低出生体重で入院している | 未熟児養育医療 | 出生体重2000g以下など、医師が入院養育を必要と認めた乳児。満1歳の誕生日の前々日までが対象期間 | 岡山市保健所健康づくり課 特定疾病係 086-803-1271 |
| 長く続く病気の治療をしている | 小児慢性特定疾病医療 | 18歳未満(引き続き治療が必要な場合は手続きにより20歳未満)。厚生労働大臣が定める疾病の程度であることが必要 | 岡山市保健所健康づくり課 特定疾病係 086-803-1271 |
| 手術で障害の軽減が見込まれる | 自立支援医療(育成医療) | 18歳未満。世帯の所得(市町村民税の所得割)が23万5千円未満。治療開始前の申請が必要(緊急入院を除く) | 岡山市保健所健康づくり課 特定疾病係 086-803-1271 |
| 中学生・高校生等で特定医療を受けている | 特定医療と福祉医療の併用 | 小児慢性特定疾病・自立支援医療・指定難病の外来を指定医療機関で受け、特定医療の受給者証と福祉医療の受給資格証の両方を提示すると無料 | 受給中の各制度の窓口 |
| 県外の病院にかかった/資格証を出せなかった | 医療費給付申請(払い戻し) | 県外の医療機関にかかったとき、県内で受給資格証を提示せずに受診したときは、あとから払い戻しの申請ができる | 各区役所・支所・地域センター・福祉事務所 |
3. 制度ごとの詳しい条件
| 制度 | 対象年齢 | 所得制限 | 給付の内容 | 申請先 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| 子ども医療費助成 | 18歳に達した日以後の最初の3月31日まで(在学の有無は問わない) | なし (生活保護受給中は対象外) |
就学前・小学生は外来入院とも無料。中学生・高校生等は外来1割(上限44,400円/月)・入院無料 | 各区役所・支所・地域センター・福祉事務所/電子申請/郵送(〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号) | 0000004319 |
| ひとり親家庭等 医療費助成 |
18歳未満の児童。高校在学中は在学証明書等の提出により最長で20歳の年度末まで | あり。受給対象者全員の前年(1〜6月の申請は前々年)の所得税(税額控除前)が非課税であること | 総医療費の1割(保険診療のみ、月額上限まで) | 各福祉事務所・支所・区役所・地域センター | 0000004310 |
| 心身障害者 医療費助成 |
ページに年齢要件の記載はない(子どもも対象になり得る) | あり。受給資格者本人と、配偶者・扶養義務者それぞれに所得限度額表がある | 総医療費の1割(保険診療のみ、月額上限まで) | 身体・知的障害は各福祉事務所等/精神障害は各保健センター。郵送・FAX・メールでの交付申請は不可 | 0000004276 |
| 未熟児養育医療 | 満1歳の誕生日の前々日まで | 食事療養費について、世帯の市町村民税額等の状況に応じて自己負担が生じる場合がある | 入院養育が対象。申請時に「申出書」を提出した場合、子ども医療費助成との併用で医療費の自己負担が不要 | 岡山市保健所健康づくり課 特定疾病係(086-803-1271) | 0000015184 |
| 小児慢性特定疾病医療 | 18歳未満。引き続き治療が必要な場合は、有効期間中の手続きにより認定を受ければ20歳未満 | あり。階層区分ごとに自己負担上限月額が決まる | 自己負担上限月額まで。重症・高額かつ長期、人工呼吸器等装着者は上限が下がる | 岡山市保健所健康づくり課 特定疾病係(086-803-1271) | 0000015219 |
| 自立支援医療 (育成医療) |
18歳未満。申請時に18歳未満なら、助成期間内に18歳に到達しても期間終了まで対象 | あり。世帯の所得(市町村民税の所得割)が23万5千円未満 | 医療費の1割(上限月額まで)。入院時食事療養費は原則自己負担。給付期間は最長1年 | 岡山市保健所健康づくり課 特定疾病係(086-803-1271) | 0000015207 |
4. 自己負担の上限額
ひとり親家庭等医療費助成・心身障害者医療費助成
この2つの制度は、上限額の表が同じ金額になっています。所得区分は市区町村民税の課税所得で決まります。
| 所得区分 | 窓口の上限(外来) | 窓口の上限(入院) | 差額給付の上限(外来) | 差額給付の上限(入院+外来) |
|---|---|---|---|---|
| 一定以上 | 44,400円 | 80,100円+1% | 22,200円 | 40,050円 |
| 一般 | 12,000円 | 44,400円 | 6,000円 | 22,200円 |
| 低所得2 | 2,000円 | 12,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
| 低所得1 | 1,000円 | 6,000円 | 1,000円 | 3,000円 |
入院の「80,100円+1%」は、自己負担額が80,100円を超えたときに 80,100円+(医療費総額-801,000円)×1% となるものです。 心身障害者医療費助成のページでは所得区分が、一定以上=市区町村民税課税所得が145万円以上の方と同じ世帯、一般=世帯全員が145万円未満、 低所得2=世帯全員が市区町村民税所得割非課税、低所得1=それに加えて世帯員の合計所得金額がない場合、と説明されています。
小児慢性特定疾病医療
患者負担割合は2割です。下の表の上限月額に達するまでは、かかった医療費の2割を負担します。
| 階層区分 | 基準 | 一般患者 | 重症/高額かつ長期 | 人工呼吸器等装着者 |
|---|---|---|---|---|
| 生活保護等 | — | 0円 | 0円 | 0円 |
| 低所得1 | 市民税非課税(世帯)年収826,500円以下 | 1,250円 | 1,250円 | 500円 |
| 低所得2 | 市民税非課税(世帯)年収826,500円超 | 2,500円 | 2,500円 | 500円 |
| 一般所得1 | 市民税課税 所得割額71,000円未満 | 5,000円 | 2,500円 | 500円 |
| 一般所得2 | 所得割71,000円以上251,000円未満 | 10,000円 | 5,000円 | 500円 |
| 上位所得 | 所得割251,000円以上 | 15,000円 | 10,000円 | 500円 |
自立支援医療(育成医療)
| 所得区分 | 自己負担上限月額 | 重度かつ継続 |
|---|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円 | 0円 |
| 低所得1(市町村民税非課税・収入826,500円以下) | 2,500円 | 2,500円 |
| 低所得2(市町村民税非課税・収入826,500円超) | 5,000円 | 5,000円 |
| 中間1(市町村民税所得割33,000円未満) | 5,000円 | 5,000円 |
| 中間2(所得割33,000円以上235,000円未満) | 10,000円 | 10,000円 |
| 一定所得以上(所得割235,000円以上) | 給付対象外 | 20,000円 |
出典ページでは、中間1・中間2の金額と「一定所得以上かつ重度かつ継続」の20,000円に、令和9年3月末までの経過措置である旨の注記が付いています。
5. 申請の入口と、資格証が使えるようになる日
子ども医療費助成の受給資格証の交付申請は、電子申請(岡山市電子申請サービス)、窓口(各区役所・支所・地域センター・福祉事務所)、 郵送(〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号)のいずれかで受け付けられています。申請には申請者(保護者等)の本人確認書類が必要です。 紛失・破損による再交付も電子申請の対象とされています。
| きっかけ | 資格証が使えるようになる日 |
|---|---|
| 出生 | 申請月の1日から(出生月に申請した場合は出生日から) |
| 転入 | 転入月の翌月1日から |
ひとり親家庭等医療費助成と心身障害者医療費助成の受給資格証は、毎年7月1日に前年の所得などの資格要件をもとに更新されます。 市の側で確認できない項目がある場合は5月に届書が郵送されるので、5月中に提出するよう案内されています。
分かったこと
- 岡山市の子ども医療費助成には所得制限がありません。年齢だけで負担割合が決まる仕組みです。分かれ目は「小学生まで」と「中学生から」の1か所で、就学前と小学生は外来も入院も無料、中学生と高校生等は外来1割・入院無料となっています。
- 中学生・高校生等の外来1割には、ひと月あたり44,400円という自己負担上限額が設定されています。
- 令和6年1月1日の拡充で、小学生の通院が1割→無料、中学生・高校生等の通院が3割(助成なし)→1割、高校生等の入院が3割(助成なし)→無料に変わりました。それ以前の情報を見ている場合は内容が違います。
- 「高校生等」の定義は在学の有無と関係がなく、18歳に達した日以後の最初の3月31日までかどうかで決まります。高校に通っていなくても対象になります。
- ひとり親家庭等医療費助成と心身障害者医療費助成は、月額上限額の表が同じ金額です。ただし所得制限の考え方は別で、ひとり親は「前年の所得税が非課税」、心身障害者は扶養人数に応じた所得限度額表による判定です。
- 窓口が制度によって分かれています。子ども医療費・ひとり親・心身障害者(身体・知的)は区役所や福祉事務所の系統ですが、未熟児養育医療・小児慢性特定疾病・育成医療は保健所健康づくり課 特定疾病係(086-803-1271)で、心身障害者のうち精神障害は各保健センターです。
- 育成医療は「治療開始前の申請が必要(緊急入院となった方を除く)」と明記されている点が、ほかの制度と性質が違います。
- 中学生・高校生等が小児慢性特定疾病・自立支援医療・指定難病の治療を受けている場合、指定医療機関の外来で両方の証を提示すると無料になる扱いが令和6年1月1日から始まっています。
調べきれなかったこと
- 払い戻し(医療費給付申請)の期限。県外受診や資格証を出せなかったときの払い戻しについて、子ども医療費助成のページには申請期限や時効の記載が見当たりませんでした。何か月前までさかのぼれるかは窓口で確認が必要です。
- 受給資格証の交付申請そのものの期限。出生・転入からいつまでに申請すべきかという期限は、確認したページには書かれていませんでした。書かれているのは「いつから使えるようになるか」だけです。
- 心身障害者医療費助成の年齢要件。ページに年齢の記載がなく、子どもの場合に子ども医療費助成とどちらが優先されるのか、併用できるのかは確認できませんでした。
- 小児慢性特定疾病・育成医療の申請に必要な書類の全量と有効期間の詳細。小児慢性特定疾病は別ページ(申請手続きのご案内と様式集)に分かれており、今回はそこまで確認していません。
- 自立支援医療(育成医療)のページの更新状況。ページに表示されている日付は2013年3月5日ですが、本文には令和9年3月末までの経過措置が書かれており、日付と内容が合いません。金額を使う前に窓口での確認をおすすめします。
- 他制度との併用時にどちらが先に適用されるか。未熟児養育医療と子ども医療費助成の併用(申出書)以外は、優先順位の説明を見つけられませんでした。
出典一覧
- 医療費助成/子ども医療費助成制度|岡山市(ページ更新日 2026年6月10日)
- 令和6年1月から岡山市子ども医療費助成制度が拡充されました。|岡山市
- 特定医療と福祉医療の併用による子ども医療費の助成拡充について(令和6年1月1日付)|岡山市(更新日 2024年2月8日)
- 子ども医療費助成制度は何歳までが対象ですか。|よくある質問|岡山市
- 医療費助成/ひとり親家庭等医療費助成制度|岡山市(更新日 2026年6月10日)
- 医療費助成/心身障害者医療費助成制度|岡山市(更新日 2026年6月10日)
- 未熟児養育医療について|岡山市
- 小児慢性特定疾病医療について|岡山市(更新日 2026年7月1日)
- 自立支援医療(育成医療)について|岡山市
いずれも2026年9月1日に閲覧して内容を確認しました。金額・年齢・窓口は、閲覧時点でページに書かれていた内容をそのまま写しています。